『 心をスキップさせる装い 』
同じものでも、去年と同じ値段では手に入らない物価高。いつどこで起こるかわからない自然災害。 日常でファッションにさく時間やお金の優先順位は下がるばかりです。 不安を抱き、せっかくのパンデミック後も気を緩められずにいます。 未来に備え、日常には起伏のない穏やかな癒しを求め、今を(我慢して)過ごす。その分、 特別な時間には、行きたかった異国で自然を感じながらもラグジュアリーでモダンな過ごし方を 楽しんだり、ある意味一番の贅沢ともいえる“ひとり時間”で、背筋が伸びる空間や体験を楽しんだり、 何かに没頭し、熱くその世界にのめりこんだり。 頭で考えることをやめて、 五感で感じるエンターテイメントを、 濃く瞬間的に取り入れ、自分自身の心に潤いを与えます。 服も、ただ空腹を満たすだけのような、便利で当たり障りのないデザインから距離を置き、 1粒で圧倒的な輝きをくれるジュエリーのように、 心をスキップさせるものに進化していきたいのです。
また厳しい気候変動により、これから私達が捉えている“春夏”“秋冬”というシーズンは、 既成概念でなく、“気温”でとらえていくことが当たり前になりつつあります。 日本を彩る四季は、文化的でこれからも守っていきたいものですが、 その日その日を快適に過ごす、 という視点に立った時、 “服と体との間隔が適切に保たれること”、 “素材そのものの可動域が広く変容すること”、 “重ねやすいこと”に 重心を置いていくことが必要かもしれません。 そうした素材のアップデートによって『見慣れているのにちょっと違う』 新たなベーシックを作るのです。
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LUCENT
一番の贅沢ともいえる”ひとり時間”で、背筋が伸びる空間や体験を楽しみ、心を健康に保つ。便利で当たり障りのないデザインから距離を置き、一粒で満たされる甘すぎるスイーツや、圧倒的な輝きをくれるジュエリーのように心をスキップさせてくれるテキスタイル。
VILLA
気候変動や、非日常感を楽しむバケーションシーンも適応する。服と体との間が調整しやすいこと、素材そのものが可動域が広く変容すること、重ねやすいこと。あらゆる場所で、その日その日を快適に過ごすためのテキスタイル。